ヘロドトスは
ペルシア戦争後、諸国を遍歴して『歴史』(全9巻)を著した。『歴史』の記述はギリシアはもちろん
ペルシア、
リュディア、
エジプトといった
古代オリエント世界の歴史、地理まで及ぶ。ヘロドトスが自分で実際に見聞きしたことが集められており、一見渾然としてはいるが、それらがギリシアによるペルシア戦争勝利へのストーリーの中に巧みに配置されており、読み物として面白くまた分かり易く書いてある。しかし、伝聞のためか疑わしい話も少なからず盛り込まれており、そのために『歴史』の信憑性が疑われることもあり、歴史は
トゥキュディデスから始まったと言われることもある。